【海外の事例】コンテナハウスのショッピングモールで災害復興

コンテナハウス2040JP

震災復興策としてコンテナでショッピングモールを整備

ニュージーランドのカンタベリー地方において2010年から2011年にかけて発生した地震は「クライストチャーチ地震」として知られています。この一連の地震は多数の被害者を出すとともに、ニュージーランドで2番目の人口規模を持つ都市、クライストチャーチ市に深刻な被害をもたらしました。ニュージーランドを象徴する観光名所である「クライストチャーチ大聖堂」をはじめ、数多くの歴史的建造物や住宅が崩壊するとともに、広範囲で液状化が発生し、約8,000戸の住宅が移転を余儀なくされています。

「City Mall」はクライストチャーチ市の中心部にある歩行者専用モールです。それまで地元の住民にとっての主要ショッピングエリアでしたが、一連の地震によってモールは完全に破壊されてしまいます。跡地に整備されたのが、海上輸送コンテナを活用したショッピングモール「Re:START(復興 / 再スタート)」です。

モール建設にコンテナを利用した理由

モール建設にコンテナが採用された理由は2つあります。1つ目は頑丈であること。モールは2011年4月からおよそ6カ月間をかけて建設されましたが、当時はまだ余震が多発していたため、頑丈な構造物を必要としていました。既存の店舗は破壊されたり、崩落した建物の瓦礫が原因で利用できない中、ひとまず敷地を整備し、頑丈なコンテナを利用してポップアップ型のモールを短期間で整備するアプローチを採用しました。

コンテナを採用した2つ目の理由は移設が容易であることです。地主との契約の関係上、コンテナモールの開催期間を半年間に限定し、その後はモールを撤去して本格的な再開発に着手するというのが当初の予定でした。コンテナであればすぐに撤去できるため理想的です。ただ、計画はことあるごとに修正され、最終的にモールは2017年まで利用されることになります。途中、モールの敷地が変更になり、それに合わせて一部のコンテナの移動が行われました。

「Re:START」が果たした役割

当初、一時的な災害復旧策として始まった「Re:START」でしたが、次第に地元の住民と観光客から絶大な人気と支持を獲得し、最終的には、クライストチャーチ市による災害復旧活動を象徴する場所になりました。

ショップやカフェ、レストランだけでなく、イベントやショーの開催、地震に関する展示を行うなど、人が集まる場所として、また、クライストチャーチ市の新しい観光名所として、多層的な役割を担いました。

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